リフォーム・リノベーションの流れ

リフォーム・リノベーション工事の流れ

M様邸リノベーション

店舗・ダイニング

M様邸
1階全面リノベーション工事

以前店舗として使用されていた
スペースを洋室に改装します。

土間はフローリング床になり
入口は玄関ドアが取付きます。

奥のダイニングも改装して刷新

まずは改装前
店舗とダイニングの写真からご紹介します。

水廻り

キッチン・浴室・トイレ
水廻りもすべて新しく入れ替え

快適な水廻りに生まれ変わリます!

外観・入口サッシ

旧店舗で使われていた
入口の大きなサッシを撤去します。

外壁を造作し
玄関と窓が取付きます。

外壁も張り替えて、
大きくイメージが変わります。

着工・養生・吊戸撤去

着工日、約40日間の工期です。

1階全面、同時作業のため
家具やモノがない状態で工事をすすめます。

お施主様も『モノが多くて片付けが大変です』
おっしゃっておられていたのですが...

着工当日にはスッキリ!
きれいに片付けて下さっていて
スムーズに工事もスタートできました。
(ご協力感謝いたします)

食器棚は2階へ、冷蔵庫・洗濯機は
1階で移動させながらの作業するので
ハードボードとシートでしっかり養生しました。

職人さんと工事内容の打合せ後
まずはダイニングの吊戸を解体からスタートです。

キッチン解体

着工初日にキッチンを解体

腰までのタイル壁の解体は
なかなか大変な作業です。

外壁に取り付いている換気扇や
瞬間湯沸かし器も合わせて撤去します!

給水や排水はメーカーの承認図の
位置に合わせて仕込み作業をします。

劣化と汚れのあった吊戸背面の壁も撤去し
この後は下地のベニヤを張ります。

浴室壁解体

在来浴室の解体

新しく設置するユニットバスの
施工必要寸法を確認しながら
壁タイルの斫る面に『×印』で指示します。

今回は外壁側以外の
3面の腰壁タイル斫ります。

在来浴室のタイル部分は防水のため
今回のようにブロックでつくられてる事が多く...

3面となると壁を斫る作業だけでも1日がかりです。

浴室解体完了

浴室解体の続きです。

壁タイルの次は床タイルを斫り
ガラ等をきれいに撤去します。

浴槽も解体して搬出して解体は完了

所定の土間レベルに床を整地し
土間コンクリートを打設します。

この後は給排水配管工事をして
ユニットバス組立~になります。

トイレ解体

もともと和風だったトイレを
アタッチメントで洋風にしてお使いでした。

床と腰壁のタイルは下地の状態まで
キレイに斫りました。

店舗フード・水栓解体

店舗の解体

飲食店をされていた店舗部分が
洋室になります。

厨房で使われていた水栓や
業務用の大きなフードと吊戸を解体撤去

飲食店の後に開業された
たばこ販売店の機器類も撤去完了しました。

解体壁タイル解体

店舗の解体工事続きです。

厨房側の壁タイルを解体撤去
下地をいためないように丁寧にはがします。

タイルの下はピーリング壁(木目)で、
木工事でこの壁の上に
クロス下地のベニヤを張る予定です。

垂壁解体

店舗の解体工事
次はダイニングとの間の垂壁です。

ピーリング壁を丁寧に剥がし
下地材を解体します。

垂壁がなくなって
ダイニングと洋室が広々した空間になりそうです!

サッシ・テント解体

解体工事のラストは
店舗のテントと外部サッシです。

テントを撤去すると
スッキリ明るく広くなりました。

建物間口いっぱいの店舗サッシを撤去後
シャッターとそのボックスも取り外し
大がかりな解体工事が完了しました。

仮設壁造作

外壁仮設壁工事

店舗サッシが撤去され
次は外壁を造作し玄関建具を取付けますが...

外壁ができるまで戸締りができないので
防犯対策のため内側に仮設壁をつくりました。

仮設といってもしっかりした壁です!
外側に外壁ができるとこの仮設壁は撤去されます。

ブロック基礎

外壁工事

店舗サッシを撤去した位置に
外壁を造作していきます。

まずはブロックをつくります。

練り混ぜたモルタルを流し
固まる前にブロックを並べます。

ブロックの穴にもモルタルを流し
土台と基礎を固定するために
アンカーボルト取付けました。

レーザー墨出し器

外壁工事

レーザー墨出し器で床レベルを測り
基礎の上に土台を施工します。

外壁をつくるために
解体したサッシ上部の壁に下地を入れ
枠組みから造作していきます。

外壁骨組み

外壁工事

基礎→土台の次は間柱をたてていきます。

骨組みができ
玄関扉と窓枠の位置がわかるようになりました!

ベニヤを張って外壁下地は完成...
内側の仮設壁も撤去しました。

外壁下地完成

外壁下地工事

開口部を残してベニヤ張りが
完了しました!

玄関扉と窓が取付くまでは
防犯上、仮ベニヤで開口を塞ぎます。

数日間は工事の始まりと終わりに
玄関のベニヤのビスを外して脱着しながら
工事を進めていきます。

玄関・サッシ取付

外部建具取付工事

玄関引戸下の床のモルタルをハツってから
枠を設置し、本体を吊り込みます。

これで戸締りができるようになり
現場への出入りがスムーズになりました。

窓サッシの取付けも完了!

玄関引戸は断熱仕様
縦滑り窓はペアガラスになります。

床組み

外壁造作が完了し
次は洋室の床組みです。

ます束を立てていきますが
店舗で使われていた土間は不陸があるため
伸縮できるプラ束で高さを調整していきます。

水平の調整が終わると
プラ束の上に大引きを施工し
床組みが完了しました。

防蟻_下見調査

防蟻工事、下見調査です。

下見調査では
床下に入って処理ができるか
土台の腐朽やシロアリ被害を調査し
工事の方法や薬品を検討します。

つなぎの防護服、防毒マスクで
床下の調査へ

トイレの土台と浴室ドア枠下も
腐朽部分を取り除いて補修、
こちらも合わせて防蟻処理をします。

防蟻工事①外部・床組み

防蟻工事①外壁・洋室

新しく造作した外壁は
外部からも防蟻処理をします。

薬剤は透明なので施工済がわかるように
『しろあり予防施工』と文字入れ

内部はモルタル床と大引き、
壁は腰の高さまで薬剤を噴射し
既存壁は壁に小さな穴を開けて
薬剤を一定の間隔おきに注入していきます。

壁に開口部がある箇所は
そちらから薬剤を流し入れ
壁の中までしっかり施工しました。

防蟻工事②水廻り・床下

防蟻工事②水廻り・床下

タイル壁を解体した浴室・トイレ・キッチンは
しっかり薬剤を散布します。

ちなみに薬剤は透明で無臭です!

腰壁は1mまで薬剤処理をし
スケールで確認と記録の撮影をします。

既存床が残るダイニングの床下も
土台などにに使われている木材に処理します。

今回の防蟻工事では5年の保証がつき
期間内にシロアリが発生した場合には
無料で再処理させて頂きます。

シロアリ予防のご相談もございましたら
お気軽にお声がけください。

給排水仕込み

給排水仕込み工事

浴室・キッチン・トイレは
メーカー承認図の位置に給排水を仕込みます。

洗面化粧台の位置には
給水配管のみでしたので
新たに給湯配管の工事を行いました。

給湯器のある浴室側から
ダイニングの床下を通って洋室側に
給湯配管をもってきます。

改装後の洗面は冷たい水でしたが
これからはお湯が使えるようになります♪

床捲り&釘仕舞い

ダイニング床捲り&釘仕舞い

お施主様自身で張っておられた
床のベニヤと仕上げフロアを捲り撤去

たわみのあった部分は、
ベニヤで床補強をしました。

解体した後は釘仕舞いといって
木材にささっている釘を
抜いたり直したりして災害防止に備えます。

UB組立①床・浴槽

ユニットバス工事①
床・浴槽

墨出し器で床レベルを測り
土台を調整し床を設置します。

洗い場床の次は浴槽を搬入...
浴室らしくなってきました。

UB組立②パネル下準備

ユニットバス工事②
パネル下準備

作業スペースで壁・天井パネルを
設置するための下準備をします。

水栓やカウンター・タオル掛の
取付位置にビス穴を施工

浴室換気乾燥機も
あらかじめ取付けておきます。

入口のドア枠も水平器で
ミリ単位の寸法をとりながら
設置完了しました。

UB組立③壁パネル施工

ユニットバス工事③
壁パネル施工

四方にフレームをセットして
壁パネルを順番に設置します。

正面の窓がミラーと干渉してしまうため
施工日当日、現物をあてながら
ミラーの位置を打合せさせて頂き、
タオル掛の下に設置することになりました。

スライドバーはちょうど窓をまたいで
取付けできそうです。

基本的に位置が決まっている部分でも
間取りに合わせて対応させて頂きます!

ミラー高さや手摺の取付位置など...
気になる事があれば
是非ご相談くださいね。

ユニットバス組立前に
換気扇ダクト用のコア抜きもしておきます。

UB組立④窓枠-完成

ユニットバス工事④
窓枠~完成

壁が4面共設置完了
窓面はアクアグリーンのアクセントパネルです。

壁いっぱいの幅の既存窓は
ユニットバスの内寸より大きくなりますが
アタッチメントを使用することで
そのまま既存窓活かして施工できます。

新しいホワイト色の窓枠が取付き
スッキリ美しい仕上がりになりました。

床下断熱材

洋室の床組の防蟻処理も終わったので
次は床下断熱材の施工です。

大引きに断熱材受け金物を取付け
寸法にあわせてカットした
断熱材をはめ込んでいきます。

今回使用したのはスタイロフォームという
発泡プラスチック系の断熱材です。

【特徴】
①熱を伝えにくく部屋の温度を一定に保てる
②水を吸収しにくく水による変形・変質がない
③軽くて丈夫!
④断熱性能に優れる
⑤施工(切断)しやすい

断熱材を敷き詰めた後は
大引きに直行して根太を取付けました。

床下地ベニヤ張

洋室床工事

根太の上にフローリング下地の
ベニヤを施工していきます。

ダイニング床のたわみがある部分も
同じくベニヤで補強しました。

玄関たたきの形もでき
部屋のイメージができるようになりました。

電気配線仕込み

スイッチ・コンセントを
新設する箇所に配線工事をします。

既存の壁に作業できるくらいの開口部をあけ
配線を移動したり分岐したりします。

壁・天井にベニヤを増張りする場合
作業用にあけた開口部を隠せるので
隠蔽配線が可能になります。

分電盤の取り替えは
既存の配線をひとつひとつチェックし
新しい回路の配線を決めていきます。

エアコンや浴室乾燥機を専用回路とし
回路数を増やして新設します。

天井下地

木工事_天井下地工事

クロスを貼るために
天井下地のベニヤを施工していきます。

配線仕込みで所々開口があいた天井も
きれいに隠れました。

ダイニングと洋室の
天井高が違っていたので・・・
↑リフォームではよくあることです。

天井段差部分も下地を施工しました。

上框・玄関ドア枠取付

木工事_上框・玄関ドア枠

フローリングを張る前に
玄関の上框を取付けます。

同じく玄関廻りで
玄関引戸の内部側に
システム材の枠を取付けました。

上框は床と同色のナチュラル色
玄関ドア枠はスッキリとホワイト色です。

フローリング施工

木工事_フローリング施工

12mm厚のフローリングを
床下地の上に張っていきます。

商品の1枚の大きさは約180×30cm
長手方向は接合部に凹凸を作った
実加工になっていて
板同士が接合しやすく釘も隠れます。

フローリングの隙間ができないよう
あて木をして横から叩いてはめ込みます。
直接叩くとフローリング材が割れるので
必ずあて木をします。

上框と突き付ける部分は
現場加工になるので
何度もカットして合わせたり
カンナをかけたり調整しながら
ピッタリおさまりました。

床下収納

木工事_床下収納庫

洋室・ダイニングに1ヶ所ずつ
床下収納庫を取付

ダイニングは既存の収納庫の位置に
洋室は排水桝の近くに開口を設けました。

床下収納庫は点検も兼ねていて
もしトラブルがあっても
床を捲ることなく確認することが可能です。

リフォーム時には
必要性がないと思われるかもしれませんが
将来的に家のために点検口の取付を
ご提案させてもらってます。

収納庫のフタは
横のフローリングと続きの材料で
木目柄を合わせながらつくります。

キッチン壁下地

キッチン施工準備

キッチン解体後
施工するメーカー(LIXIL)の現地調査で
給排水や電気配線のなど
承認図の位置を実際の現場に書いていく
墨出しが行われます。

キッチン取付前に
床はフローリング張りを終えておき
壁はベニヤ下地を施工しておきます。

間口が約160cmに対し
キッチンが150cmのため
シンク横のスペースは台を造作...

仕上げにキッチンパネルを貼ります。

ダイニング壁下地

木工事_ダイニング壁下地

キッチンと同様
ダイニングの壁もクロスを貼るための
ベニヤ下地を施工します。

ボンドを貼りタッカーで固定

スイッチやコンセント部分は
あらかじめベニヤに開口を開けておき
壁にあてて配線を出します。

洋室壁下地・断熱材

木工事_洋室壁下地と断熱材

ダイニングと並行して
洋室の壁下地も施工

既存壁はベニヤを増し張り
正面外壁側の新設壁は
石膏ボードを張ります。

外壁面は断熱材グラスウールを
施工していますが...

作業の時に撮影できなかったので
スイッチプレートの開口部から
ご覧ください。

木工事_トイレ

木工事_トイレ

既存の和式トイレ床は
洋室から段差なしで入れるようになります。

スッキリホワイト色の
入口引戸枠が取付きました。

壁のタイルを解体した壁は
石膏ボードを増し張り、
劣化していた窓枠も補修しました。

天井はダウンライトを取付のため
石膏ボードに穴加工しています。

SK組立①キッチンパネル

キッチン(SK)組立①

キッチンはメーカー施工(LIXIL)となります。

まずはキッチンパネルから・・・
両面テープと専用ボンドで貼ります。

手元灯配線やフードのダクトをかわして施工

隙間の作業台も貼り終わり
キッチンパネルは完了です。

SK組立②フード・吊戸

キッチン(SK)組立②
レンジフードと吊戸

フード幅60cm 吊戸幅90cm
ともに高さ70cmです。

手元灯は吊戸の手前か奥側、
取付位置も打合せさせて頂きました。

手前に取付けると手が届きやすく
奥側だと吊戸内部の配線が短く
モノが収納しやすくなり・・・

今回は使い勝手優先で手前に
取付けることになりました。

SK組立③コーキング

キッチン(SK)組立③
パネルのコーキング

【コーキング作業】
①パネルにコーキング材がつかないよう
入隅・窓などの目地廻りに養生テープを貼る

②コーキングガンを使って
目地部分にコーキング材を注入

③ヘラで均一にならす

④コーキング材が乾く前に
養生テープを剥がす

キレイな線を出すために
養生テープの丁寧な作業が大事です。

SK組立④下台設置

キッチン(SK)組立④
下台の設置

キッチンは150cm
間口150〜210cm対応の
コンパクトキッチンTioシリーズです。

Tioは天板とキャビネットが
一体なので一度に運んで設置します!

今回はガスコンロを設置ですが
将来用にご希望頂いたIH用の電源は
ガスキャビネットの中に配線し
メクラプレート止めにしています。

水栓.ガスコンロを取付けて
キッチン組立完了です。

外壁足場・防水シート

外壁工事

正面は2階まで
金属サイティングを張るため
足場を組みました。

まずは防水シートを貼り
その上に胴縁を施工

防水シートは外壁材からの雨水が
躯体まで侵入するのを防ぎます。

冬は日が短いので
工事終わる時間には
すっかり日が暮れています。

2階庇塗装

外部塗装工事

正面外壁がダーク系になるため
外部廻りの部材もブラック色で塗装します。

まずは2階庇とその軒裏や鼻隠しから

平面部分はローラー
壁際やコーナー部分は刷毛で塗布しました。

板金部分は錆止め塗装です。

妻換気・雨戸塗装

外部工事続き

大屋根の軒裏も2階庇と同様
ローラーと刷毛で塗布します。

妻換気も外観イメージに合わせて
スクエアタイプ(黒)を取付

2階雨戸本体と
戸袋部分の外壁も
サイディングに合わせた
ブラック色で塗装しました。

外壁①金属サイディング

正面の外壁工事

既存の塗壁の上から
2階まで張り上げていくので
建物に負担をかけないよう
軽量の金属サイティングを施工

サッシや玄関ドア部分は大きさに合わせて
切断してから張っていきます。

窓まわりは最後に
コーキングで仕上げます。

外壁②施工完了

外壁工事

金属サイディングの長手方向は
接合部が相じゃくりになっていて
下から上に接合部を重ねて
張り上げていきます。

【相じゃくり】
サイディングの厚みの半分が
切り欠いた加工になっていて
それを組み合わせて固定する方法

相じゃくりにより
横方向に目地を入れる必要がなく
目地の劣化による雨水の侵入を
防ぐメリットもあり、
外壁サイディングの長手方向は
ほとんどがこの相じゃくり形状です。

コーナーは役物を取付け
平サイディングを差し込んで施工しました。

雨戸戸袋

雨戸戸袋工事

既存の2階雨戸は
鏡板無しの戸袋枠のみでしたが
外壁のイメージに合うように
鋼板で鏡板をつくりました。

サッシと同色のブラック色で
スタイリッシュな外観にマッチした
雨戸になりました。

2階雨戸の工事が終わり
足場も解体しました。

玄関モダン庇

玄関庇工事

既存の入口は店舗用の
大きなテントがあり、
雨の日も濡れることなく出入りされていたので
改装後の玄関にも庇をご提案しました。

外観をオシャレにつくるだけでなく
快適にお住まい頂くことが大事です。

大きさは幅146.5cm/奥行60cm

外観デザインに合わせて
実用性とデザインを兼ね備えた
モダンな玄関庇が取付きました。

巾木・窓枠

木工事_システム材

既存の巾木と廻縁は先行施工されていたため
できるだけボードを傷つけないよう
注意しながら解体しました。

廻縁を撤去した壁・天井は
突付仕上げでおさめ
巾木を撤去した床・壁は
新しくシステム巾木を取付

劣化していた窓枠は
下地補強をして窓枠を取付ました。

給湯器・ダクト工事

給湯器は省エネ型のエコジョーズ
少ないガス量で効率よくお湯を沸かします。

給湯器は前方排気の場合
周囲のモノと距離が必要になるので
今回は上方排気カバーを取付けて
排気方向を変えました。

排気カバーを取付けることで
火災などの事故や
近隣トラブルを回避、
給湯器本体も壊れにくくなります。

浴槽側では浴槽内に配管を繋ぎ
循環アダプターを設置

同時に電気工事で
フロリモコン・台所リモコンも取付

浴室乾燥機のダクト工事は
雨水や虫の侵入を防ぐための
ベンドキャップを取付けて完了です。

玄関土間①シーラー

玄関土間①シーラー

モルタル仕上げになる土間の左官工事

新設した外壁の基礎巾木と
上框の下部はラスカットを施工
(既存外壁面はもとの基礎のままです)

基礎巾木→土間の順で塗っていきます。

シーラー塗装は、
塗装作業で最初に塗る大切な作業です。

【シーラーの役割】
①上塗材との密着性を高める
②下地を固め塗料の吸い込みをおさえ
上塗材がムラになるのを防ぐ
③下地を調整し耐久性をアップ

今回の上塗材にあたるのはモルタルです。

玄関土間②モルタル練り

玄関土間②モルタル練り

セメント・砂・水を配合して
モルタルをつくります。

一般的にセメントと砂は
1:2から1:3の割合で配合され
それに少しずつ水を加えてモルタルができます。

水が多すぎると強度が下がりますが
少なすぎてもひび割れの原因になるので
この「水セメント比」といわれる比率が
とても重要となります。

気温の影響も受けるため
天候や季節によっても水の量が変わるので
硬さを確認しながら分量を調節します。

かくはん機でムラなくしっかり混ぜ
モルタルは硬化していく時間との勝負なので
素早く!手際よく!作業にうつります。

玄関土間③ラスカット目地

玄関土間③ラスカット目地

モルタルを塗る前に
ラスカットの目地部分に
グラスファイバーテープを貼り
強度を高めます。

ファイバーテープは
ガラス繊維が入っていて
耐久性・耐熱性にも優れ、
仕上げモルタルのひび割れを防ぎます。

テープを貼った後は
軽くモルタルで押さえます。

外壁基礎も玄関と同様
ファイバテープを貼って完了です。

玄関土間④基礎巾木

玄関土間④基礎巾木

基礎巾木のモルタル塗装です。

玄関框下の入隅部分は見えにくいので
下から覗き込んで慎重に塗ります。

コテ板においたモルタルを
金コテで壁にのせ
何度も丁寧に押さえながら
滑らかな表面に仕上げていきます!

外壁の基礎巾木も
同様の手順で仕上げました。

玄関土間⑤床シーラー

玄関土間⑤床シーラー

レーザー墨出し器で床レベルを確認し
玄関床にシーラー塗装をします。

シーラーは上塗材との密着性を高め
下地への塗料の吸い込みをおさえ
耐久性がアップする役割があります。

シーラーはしっかり乾燥させてから
次の工程にうつります。

玄関土間⑥床モルタル

玄関土間⑥床モルタル

シーラーが乾燥したら
床にモルタルを流し込み
硬くならないうちに均していきます。

木定規を使って均一な厚みになるよう
さらに平滑に均します。

表面がつるっとした金コテ仕上げや
刷毛で筋模様をつける刷毛引き仕上げ
などがありますが・・・

今回は金コテで滑らかに仕上げて
玄関のモルタル床が完成しました。

木工事完了

玄関床の左官工事と
内部の木工事(床壁天井・建具枠)も仕上がり
大工さんの作業が終わりました。

キッチン・ユニットバスも取付き
現場に来られたお施主様も
「部屋のイメージができるようになった」と
出来上がりを楽しみにしてくださっています。

クロス①パテ処理

クロス工事①パテ処理

壁天井下地のベニヤや石膏ボードは
よく見ると継ぎ目の溝やビス穴があり
このままクロスを貼ると不陸ができてしまいます。

そこで溝や穴をを塞ぎ
「パテ」という粘土のような材料で埋めて
平滑にするのがパテ処理です。

パテを塗り→乾燥させ→やすりで処理
を繰り返して作業します。

クロスがきれいに貼れるかどうかは
パテ処理に左右されると言えるくらい
大事な作業工程となります。

クロス②糊付け

クロス工事②糊付け

【糊付け作業】

①水でといた糊を
ヒシャクですくって機械に入れる

②クロスのロールを
クロス糊付け機にセットする

③糊付け機には長さをセットする機能がついていて、
カットしたい長さの数値を入力すると
糊付けしたクロスが必要数量で自動で止まる仕組み

④ロールクロスの両サイドは耳とよばれる部分があり
スリッターという器具を糊付け機に取付けて
糊付けと同時に耳も切落とす

⑤機械を作動し糊付け開始

⑥糊付けされたクロスを両手て受け
丁寧に折りたたむ

⑦機械が止まったところで
カッターを入れてカット

⑧糊付けして折りたたんだクロスは
専用のビニール袋に入れて保管

こうして必要なクロスの糊付けをすべて終えてから
クロス貼の作業にうつります。

クロス③トイレ

クロス工事③トイレ

乾燥しないようにビニール袋に入れた
糊付けクロスを順に貼っていきます。

まずはトイレから・・・

便器の背面になる壁は
爽やかグリーンのアクセントクロス

浴室と合わせて水廻りを
グリーン系でコーディネートしました。

クロス工事④天井

クロス工事④天井

ダイニング・洋室のクロス施工
天井→壁の順で貼ります。

天井が広い範囲になると
糊付けしてカットされたクロスも長くて
二人掛かりで天井にあてながら
丁寧に継ぎ目を合わせて貼っていきます。

クロス工事⑤壁

クロス工事⑤壁

天井の次は壁のクロスです。

糊付けしたクロスを
上から下に壁にあて継ぎ目を合わせます。

撫で刷毛で空気を押し出し
ジョイント部分をローラーで抑え...

地ベラで壁際のクロスをカットし
水で濡らしたスポンジで拭いて仕上げです。

洋室は一面クロスの色を変え
部屋のアクセントとしました。

洗濯機パン

洗濯機パン
洗濯パンとか防水パンともいいます。

【取付作業】
排水の仕込みをした位置を確認し
床に開口を開ける

排水トラップと配管を接続し
洗濯パンを設置する

【洗濯パンの種類】
①フラットタイプ
平らで洗濯機が置きやすい
洗濯機との間に空間がないので
埃が溜まりやすく掃除がしにくい

②かさ上げタイプ
四隅が高くなっているタイプ
脚を置くスペースが狭いので施工前に
洗濯機と洗濯パンのサイズ確認が必要
下に空間があるため掃除がしやすい

今回はお手持ちの洗濯機サイズを
確認の上、掃除のしやすい
かさ上げタイプを設置しました。

分電盤

既存の分電盤では回路数が足らないため
分電盤を新設しました。

新設の浴室乾燥機、追加のエアコン
将来用のIH電源、電子レンジ用を専用回路に

それぞれラベルも貼り
分電盤の取換え工事も完了です。

リフォームで多くご要望のある
浴室乾燥機・IHヒーター・食洗機などは
専用の回路が必要なので
回路に予備がないと
分電盤の取換えが必要になる場合があります。

スイッチ・コンセント

電気・給排水工事

階段は配線は既存のままで
スイッチプレートを取替え

浴室は入口が広くなったため
照明スイッチはキッチン側に移動
浴乾と給湯器リモコンと並べて取付

スイッチプレートは
幅広のコスモシリーズ

レンジ用・エアコン用は
アース付の専用コンセント

洗濯機用も同じくアース付、
水栓は外れると自動で水が止まる
緊急止水付の安心機能です。

完成①外観

リノベーション工事完成

外観のBefore→Afterです。

◆外壁:金属サイディング
<旭トステム>スレンダライン
色:クールブラック

石を積み上げた柄で
光の反射で凹凸が美しいデザイン

◆妻換気
<YKK>エアルーバー 色:ブラック
外壁に合わせて換気ガラリも交換

◆雨戸
雨戸本体はブラックで塗装し
鋼板で戸袋の鏡板を造作

◆玄関引戸
<LIXIL>エルムーブ/断熱仕様
ドア色:チェリーウッド
黒の外壁に木目のチェリー色が映えます

◆玄関庇
<LIXIL>クリアルーフ
幅146.5cm/奥行60cm
スタイリッシュなポリカパネル仕様

◆窓サッシ
<LIXIL>サーモスⅡ-H
冬は暖房熱を逃がさず夏は日射熱をカットする
Low-E複層ガラス


◆玄関ポーチ灯
ポーチ灯を新設することで
灯りがなく暗かった玄関まわりが
明るくなり防犯もよくなりました。

◆外部コンセント
外部に1ヶ所コンセント...あると便利です。

完成②玄関

リノベーション工事完成

今回お住まいになるのは高齢のご両親
要所要所にご両親にお使い頂きやすい
配慮もさせて頂きました。

◆玄関手摺
玄関框の横にはL型の手摺を設置しました。
L型手摺は立ち上がる時も框に上がる時も
縦横でより安全にお使い頂けます。

◆玄関引戸(スライディングドア)
開戸のようにドアを押えておかなくてよいので
大きな荷物を持っている時も快適!
床の段差は8mmのバリアフリータイプで
将来車いすが必要になることがあっても安心です。

◆玄関照明
ダクトレールにスポットライトを取付予定です。
やわらかい光でお洒落な玄関になります。

◆窓サッシ(網戸)
縦辷り窓は内側に網戸が取付きます。
窓の開閉に邪魔にならないプリーツ網戸

完成③洋室

リノベーション工事完成

高齢のご両親が
2階に上がらず1階で生活できるようにと
旧店舗部分を洋室(寝室)としてつくり替えました。

玄関から繋がる洋室が寝室になり
洗面・洗濯機も同じ空間で使用でき
トイレも寝室に隣接しています。

隣の部屋はダイニングキッチンと浴室
階段を使うことなく1階ですべて生活ができ
水廻りへも短い動線となり
ご両親にとって生活しやすい空間になりました。

◆壁紙
一面をダーク色のアクセントクロスに
家具配置はこちらがベッドヘッドになります。

◆洗面化粧台
<LIXIL>オフトW600
2面鏡でミラーの後ろが収納スペース
節水タイプのリフトアップ式のシャワー水栓

完成④トイレ

リノベーション工事完成

ご両親の寝室に隣接したトイレです。

土間から髙い段差のあった床は
段差なくフラットになり、
和風便器をアタッチメントで
洋風にして使用されていた便器も
最新の機種になりました。

便器はアメージュZA(LIXIL)
タンクとの間に隙間のない一体型タイプ

便器のフチを丸ごとなくしたフチレス形状
便座がリフトアップして便器と間を
拭き取りできるお掃除リフトアップなど
お手入れ機能も充実です。

紙巻器と一体型になった棚手摺は
横部分が棚になっているので
握らずに手で荷重をかけても安心
あたたかみのある木目調デザインです。

冷たいタイルの床と壁も
クッションフロアとクロス貼になりました。

完成⑤ダイニング

リノベーション工事完成

洋室からも段差なしで
ダイニングにつながります。

床は12mmのフローリングを上張り
壁天井はベニヤ下地を増張りし
クロスを貼りました。

階段下収納の建具、階段室への開口枠
浴室のドア枠、窓枠はホワイト色で統一

完成⑥キッチン

リノベーション工事完成

コンパクトキッチンTioシリーズ
間口150cm<LIXIL>

キッチン右横の10cmくらいのスペースは
造作工事で作業台を作りました。

ダイニング側にあった吊戸を撤去し
キッチンの窓上に新設
部屋もスッキリ広くなりました。

設備機器も最新の仕様になり
タイル張の壁も掃除のやすいパネルに

ガスキャビネットの中には
将来用IHの電源も完備し
快適にお使い頂けるキッチンになりました。

完成⑦浴室

リノベーション工事完成

サザナ(TOTO)1116タイプ

冷たいタイルの床や壁で
冬寒かった在来浴室から
あたたかいユニットバスへ

ご高齢のご両親さまが安心して
入浴して頂けるよう
浴槽横と入口ドア横に手摺を取付け、
シャワーのスライドバーも手摺として
ご利用頂ける仕様です。

正面の窓も上手くかわして
スライドバーを設置できました。
鏡は現場打合せで決定したカウンター側面に設置

浴室乾燥機も設置し
冬は暖房してから入浴することで
ヒートショックの予防にもなり安心です。

水はけのいいカラリ床や
炭素の膜で水垢のつきにくい鏡
奥まで手が届いて洗えるカウンターなど
お掃除楽々機能も充実です。

お引渡し

M様邸、お引渡しが終わりました。

高齢のご両親のためのリノベーション

当初お問合せ頂いたのは
浴室のリフォームでした。

お話を進めていく中で
段差がある旧店舗部分を洋室にして
ご両親が階段を上り下りせずに
1階で暮らせる家にしたい
・・・というご要望をお話して下さり
今回の大規模改装に至りました。

金額面でも大きな工事になってきますが、
『せっかく改装するなら』と
まずは安心安全、そして快適に、
そしてデザイン面も・・・
優先順位や費用対効果も検討しながら
お打合せがすすみました。

できるだけ仕上がりに近い形で
イメージパースも作成し
家具配置や色のイメージもご覧頂きました。

お引渡し後...
『両親の喜ぶ顔を見るたび、思い切って
大リフォームしてよかったと思ってます!』
というお喜びの声を頂き
私達スタッフも嬉しい限りです。

お施主様には
撮影にご協力頂きましたこと
心より感謝申し上げます。